2007.1.23 (tue) @ Shibuya CLUB ASIA
アニキの東京行脚
Ken Yokoyamaが地元東京(初台、中野、下北、渋谷、原宿)をサーキットした"Home Sweet Home Tour"。その4公演目となる渋谷CLUB ASIAでの模様をレポート。
オープニングは昨年末にベースの山下潤一郎が脱退し、サポートベーシストに(この後、正式メンバーとなる)元SHORT CIRCUITの原直央を迎えての初ライヴとなるASPARAGUS。さすが長年3P3Bという同じ事務所に所属し気心知れた仲だけあって、1曲目の「KNOCK ME OUT」からベースが変わっての初ライヴとは思えないまとまった演奏。三声のハーモニーもバッチリだ。
一瀬のドラムは相変わらずタイトで原のベースを支える。途中、ヴォーカルしのっぴの爆笑MCを挟みながらライヴは進んでいく。中盤にはアコースティックチューン3連発。エレキでの彼らもいいが、アコースティックの彼らもダイナミクスがあり、表情豊かな演奏は素晴らしい。現在、彼らはビートクルセイダーズと全国ツアー中なので、さらにまとまったバンドとなって戻ってくるだろう。
そして、次はお待ちかねのKen Band。
しょっぱなからDVDにしか収録されていないハードコアチューン「Nothin' But Sausage」で暴走気味にスタート。パンキッシュな演奏にオーディエンスはスゴイ盛り上がりで応える。しまいにはスーツでダイヴをする輩まで出現。比較的小さな会場なので素晴らしい一体感が生まれている。
曲間のMCでは相変わらずオーディエンスとの会話のやり取りでアットホームな雰囲気。演奏とMCのギャップがKen Bandのライヴの魅力でもある。途中、演奏曲の順番を変えてみたり、曲のスタートのカウント、オーディエンスに言わせてみたり、(いい意味で)肩の力が抜けた良い感じだった。
2曲のアンコール終了後、お約束のステッカーとピックのバラ撒きで公演終了かと思わせつつ、オーディエンスも帰り始めた十数分後、突然アコギを抱えて1人で登場。少なくなった観客をフロアに座らせ、弾き語りで数曲と(某ゲスト?との)爆笑オモシロトークで終了した。
とあるバンドでブレイクし、バンドを離れ、社長になり、ソロ・アーティストになり、そして父親になった今の彼だからこそ出来る、心温まる素晴らしいライヴだった。
Text : New Audiogram
Photo : Ryo Nakajima(SyncThings)
ASPARAGUS Set List
01. KNOCK ME OUT
02. PRECIOUS
03. YES
04. BY MY SIDE
05. MEMORIES
06. WITH THE WIND
07. FAR AWAY
08. JUST GO ON
09. FALLIN' DOWN
Ken Yokoyama Set List
01. Nothin' But Sausage
02. Empty Promises
03. I Can't Smile At Everyone
04. My Day
05. Torn
06. Popcorn Love
07. Pressure
08. Summer Of '99
09. Ten Years From Now
10. I Go Alone Again
11. Ricky Punks
12. Jealous
13. Eight - Hour Drive
14. Last Train Home
15. Believer
16. Can't Take My Eyes Off Of You
17. How Many More Times
18. Cherry Blossoms
19. The Cost Of My Freedom
-Encore 1-
20. Handsome Johnny
21. Running On The Winding Road
-Encore 2-
Acoustic Set
22. Sleepwalk
23. So Sorry
24. Longing(A Quiet Time)
PHOTOS
ASPARAGUS
Ken Yokoyama
Photo : Ryo Nakajima(SyncThings)